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バンカーの基本の打ち方とは?森守洋さんの簡単バンカーショットのコツ!


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バンカーショットに苦手意識を持っていませんか?

世の中に100%不正解のバンカーの打ち方はありませんが、
『簡単に出せる打ち方』は存在します。

アドレスで、“ある準備”をするだけで、
簡単にバンカーから脱出できるのです。

逆に、それをうっかり忘れると、
1発で出せるはずのバンカーショットで
2発、3発、4発…と叩いてしまうかもしれません。

「せっかく、3打目まではナイスショットだったのに・・・」

なんてことになったら、がっかりですよね。

この記事では、バンカー脱出のたった一つのコツを紹介するとともに、
なぜたった一つでOKなのか、その理由もお伝えします。

「バンカーからのホームランOBが怖い」
「なんでフェースを開くのかがわからない」
「硬いバンカーも柔らかいバンカーも全く出せません」

など、上記に当てはまる方は必見です。

7分だけ時間を投資して、この記事を読んでください。

森守洋さんが語るバンカーショットのコツ「ハンドレート」とは?

「せっかく、ここまで良かったのにもったいないなあ・・」

2014年11月。快晴。埼玉の某ゴルフ場。

私と妻と妻の大学時代の同級生のK子さんの3人で
ラウンドした時のことです。

細身で身長150cmと小さくパワーがないK子さんは、
バンカーからボールを全く出せなくて苦しんでいました。

ティーショットや2打目以降(ユーティリティなど)は絶好調なのに、
バンカーでは3打、4打どころか5打、6打と叩いていたのです。

でも、ランチの時に私が偉そうにたった一つだけアドバイスしたら、
午後から別人のように一発でバンカー脱出に成功するようになりました。

そのアドバイスとは・・

『バンカーショットではハンドレート気味にアドレスする』

これが、森守洋さんが雑誌でおっしゃっていたこの一言であり、
冒頭でお伝えした“ある準備”です。

午前中のK子さんのアドレスはハンドレートではなく
ハンドファーストだったのです。

「打ち込む意識」が強すぎたのが原因だと思います。

「ハンドレート?なんだそれ意味が分からない」

という人は次の画像をご覧ください。

スクリーンショット 15 03 20 0 45
www.osaka-sandai.ac.jpより引用

言葉で定義すれば、

  • ハンドファースト=手元が目標方向側にある状態(左太ももの外側)
  • ハンドレート=手元が目標方向の反対側にある状態(左太もも内側)

というイメージです。

ハンドレートに構えると、ロフトが寝た状態になるため、
球が高く上がり飛距離が出にくくスライス系の球筋になりやすくなります。

ここまでは大丈夫でしょうか‥?

ハンドレート気味に構えることがバンカーショットのコツ。

それだけでも覚えておいてください。

ここから先は、その理由をお伝えしていきます。

なぜハンドレートにするとバンカーショットが簡単になるのか、
まずは動画をご覧ください。

バンカーショットの基本的な打ち方とは?

バンカーショットの打ち方ですが・・

まずは百聞は一見にしかず。

森守洋さんの師匠・陳清波プロのバンカーショット動画↓

この動画は以前の記事でもご紹介しているんですが、
陳清波プロのスイングってシンプルで大好きなんですよね。

なのでまた掲載しちゃいました。

で、私たちのバンカーショットも

陳清波プロのように
シンプルな普通のスイングでOKなんですよ。

「まずフェースを開いて、スタンスはオープンにして、
アウトサイドインに、あれ?
スタンスはどのぐらいオープンにすれば良いのかな・・・」

と迷いながらスイングしたら、砂にザックリして手首を痛めてしまう・・

バンカーショットが苦手な人たちの特徴は、

『バンカーは特別だ』

そう思い込んでいるところだと思います。

ゴルフが好きでスイング理論にも関心がある
努力家でまじめな人たちなのですが、

『バンカーは特別だ』

と信じているのです。

特別意識しないで普通のショットの感じでスイングすれば、
けっこう一発で気持よく出る人も多いと思います。

なので、次のことだけ頭に入れてみてください。

バンカーショットのコツは、

バンスを上手く使う

ということです。

これだけなんですよ。バンカーショットのコツは。

森守洋さんも、

「いかにバンスを使えるかどうかが勝負になります」
「構え方が多少変わるだけなんです」

と言っています。

バンスって言葉が聞きなれない人も
とりあえず3回つぶやいて暗記しちゃってください。

バンス、バンス、バンス…洋服を入れる箱は?バンス!(正解は「タンス」)

バンスというのはウェッジのこの出っ張りのことです↓

スクリーンショット 15 03 20 22 45

*上記画像では「バウンス」と書いてありますがバンスと同じ。

ハンドレートに構える=バンスを利かせる。

フェースを開いてオープンスタンスで構えてもバンスは利きます。

が、ハンドレートに構えるだけで、
フェースを開かなくてもオープンスタンスにしなくても、
バンカー脱出に十分なレベルでバンスを使えます

ただ、知識のある方なら、

「ハンドレートに構えて、さらにフェースも開けば良いのでは?」

と思うかもしれません。

はい、それももちろんありです。

でも、

フェースを開くことにはデメリットも多いのです。

フェースを開いて構えた場合、
スタンス(自分の向き)の調整が必要になります。

フェースを開いているのにスクエア(目標方向に)に構えると、
ボールが目標の右に飛んでいってしまうからです。

その点、フェースを開かずハンドレートにアドレスすれば、
スタンスの調整がほとんど必要ありません。
スクエア(目標方向に)もしくはややオープンの構えでOKです。

この違いってイメージできますかね?

うーん

想像してみてください。

例えば、ボールを投げるとかゴミ箱に丸めた紙くずを投げる。

そんな場面を。

左を向きながら右側にある目標に向かってボールを投げる。
これがオープンスタンスですが

目標に向きながらまっすぐそちらの方にボールを投げる。

これがスクエアスタンスです。

ゴルフスイングは目標に正対しているわけではないので、
正確なたとえではありませんが、

なんとなく、スクエアの方が簡単そうですよね?

逆にオープンスタンス(目標の左を向く)で目標を狙うのは「少し難しい」
と感じると思います。

フェースを開く&オープンスタンスのデメリットについて、
少しイメージが湧いてきましたか?

他にも、フェースを開くと刃(リーディングエッジ)が浮いて
トップしやすくなるとか、
シャンクの可能性も高くなる。

フェースを開いて打つことには、
そんなデメリットもあります。

要するにフェースを開く打ち方は難しいんですよ。

ハンドレートで普通に打つよりも。

ただ、そんなフェースを開く打ち方にもメリットがあります。

フェースの開き加減で微妙な距離の打ち分けができるというメリットです。

上級者になれば必要になる技術です。

つまり‥

フェースを開く&オープンスタンスは、
バンカー脱出よりも距離の打ち分けを重視した
上級者向けの打ち方なんですね。

バンカーショットのまとめ

バンカーが苦手な人はハンドレートのアドレスを試してみてください。

そして、具体的な打ち方は‥

使っているウェッジにもよりますが、

・3センチ手前にドンッ
・砂を爆発させる

というイメージではなく

ハンドレートに構えたら、バンスが自然と砂に接地することを信じて、
普通のアプローチショットの用にスイングするのもポイントです。

バンカーから出す&アバウトな距離の打ち分けが目的であれば、
これだけでOKです。

というわけで、今回は「だいたいのバンカーは普通に打てば出るんだよ」
って話でした。

フェースを開く&オープンスタンスが間違っているわけではないので、
そこのところは誤解しないようにお願いします。

バンカーショットで大切なのは‥

「いかにバンスを使えるかどうかが勝負になります」by森守洋さん

です。

バンスの使い方に関してはウェッジのバウンスの使い方の記事もご参照下さい。

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