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藤田寛之選手のパワーフェードの打ち方を動画でチェック!スライス、ドローとの違いは?


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2012年賞金王の藤田寛之選手はボールを曲げることについて、
次のように言っています。

ボールを曲げることが本来のゴルフであるという感覚を体感できればしめたものです。『藤田寛之のミスをしないゴルフ』より抜粋

ボールを曲げて遊ぶことが出来るようになると、
それが出来なかった時のゴルフと比べて2倍も3倍もゴルフが楽しくなってきます。

単純にコース攻略のバリエーションが増えるだけではなく、
練習自体が楽しくなるのがその理由だと思います。

今回は、

藤田寛之選手の持ち球パワーフェードについて、
そのメリットや打ち方について簡単にまとめてみました。

曲がり幅をコントロールできるならば、多少ボールが曲がってもかまわない。
そう思っている積極果敢なゴルファーは必見です。

藤田寛之選手のドライバーの打ち方を動画でチェックする!

藤田寛之選手のスイング解説付き動画↓

『フェード』と『ドロー』の違いとは?

パワーフェードの打ち方をお話する前に、

そのベースとなる、「フェードボールって何?」
についてお話させてください。

フェードボールとは、

左に飛び出してターゲット方向に戻る球筋をいいます。

  • 飛距離が出ない
  • ランが出にくい(地面に落ちてから転がらずに止まる)
  • 飛ばないけど安全な球筋

などがフェードボールの主な特徴です。

ちなみに、ドローボールはその逆。
右に出て左に戻る球筋で飛距離が出ますが、
ミス時の曲がり幅も大きく、OB等の危険性も高い球筋です。

つまり、

安全性ではフェード

飛距離ではドロー

というのがそれぞれの球筋の持ち味(メリット)といえます。

スライス⇒ドロー⇒パワーフェード

では、フェードとドローの特徴を踏まえた上で、
藤田寛之選手のパワーフェードの打ち方を掘り下げていきます。

まずは、

フェードボールの打ち方↓

  1. フェースの向きはターゲットに対してスクエア
  2. スタンスはオープン(左足をボール1個分だけ後ろに下げる)
  3. スタンスなりにカット気味に(アウトサイドインの軌道で)スイング

曲がり幅やフェースの向きによっては「スライス」と言われる球筋ですね。

パワーフェードの打ち方も基本的にはこのフェードボールの打ち方がベースです。

上記の中で特に意識すべきなのはスタンス。

足だけではなくアドレスの肩の向き(or胸の向き)を意識してみて下さい。

スイング軌道を左右するのは肩(胸)の向きだからです。

そして、

安定感のあるフェードボールで飛距離も稼ぐ=パワーフェード

を打つために藤田選手がしているプラスαの工夫が以下になります。

パワーフェードの打ち方↓

  1. グリップの握り方はフックグリップ(左手フック、右手スクエア)
  2. 下半身(右股関節〜左股関節)リードでスタンスなりにインサイドインに振りぬく
  3. 頭をギリギリまで残す

フックグリップにすることでインパクトで絶対にフェースを開かない準備をする。

ダウンスイングでインサイドから下りてきたクラブを
下半身の回転を使ってインサイドに振りぬく。

頭をギリギリまで残す。

これらはすべて、

『ボールを掴まえるための要素(=ドローの要素)』

です。

フェードの打ち方をベースに部分的にドロー打ちの要素を取り入れることで、
飛ぶフェード=パワーフェードを実現しているわけですね。

なお、スタンス(肩の向き)がオープンなので、
クラブの軌道自体はアウトサイドインになりますが、
スイングイメージとしてはインサイドインの感覚が正解です。

パワーフェードを打つための準備

パワーフェードの打ち方については以上ですが、

「じゃあ、明日からパワーフェードを打ってください」

と言われても、何から初めて良いのか分からないと思います。

まずは、準備段階として

1.ボールを掴まえる感覚を身につける。
2.股関節を柔らかくする。

この2つトレーニングしてみてください。

1.ボールを掴まえる感覚を身に付ける

「フェースを閉じようとする(ボールを掴まえる動き)」の中で、
「下半身」を使ってボールに「スライス回転」をかける。

というのが藤田寛之選手のパワーフェードの打ち方ですが、

下半身リードに集中するために、「ボールを掴まえる」については
無意識レベルで身体が動くようになっている必要があります。

下半身リード(ボディターン)の前に「正しい手打ち」をマスターする必要があるのです。

こちらの記事をご参照ください↓

>>スライスの原因から分析!初心者でもスライスしないスイングとドライバーは?

そして、次に・・・

2.股関節を柔らかくする

股関節が柔らかいとパワーフェードを打つのがかなり簡単になります。
下半身リードのスイングができるからです。

逆に股関節が固い状態のままパワーフェードを打とうとすると、
コントロール不可能な手打ちスライスや
左への引掛けボールなってしまう可能性が高いので注意が必要です。

股関節が固いことによる悪循環↓

  1. 股関節が固いとバックスイングで「腰がスエー」する。
  2. 下半身リードではなく「上半身先行型のスイング」になる。
  3. 上半身先行型のスイングでは「カット度合い(アウトサイドイン軌道)が強く」なってしまう。
  4. そのまま打つと「曲がり幅が大きくなり(スライス)」飛距離が出ない。
  5. それを嫌がって「インパクト付近で無理矢理」フェースを閉じようとする。
  6. “合わせに行く”悪い「手打ち」になってしまう。

スイングに必要なレベルの柔軟性であれば、中高年の方でも
日々のストレッチ等で十分柔らかくなるので、チャレンジしてみてください。

ラウンド中に疲れにくくなる効果もあるので費用対効果は高いです。

パワーフェードと言えばこの方を忘れてはいけませんよね↓

>>マスターズ2014年の優勝者はババ・ワトソン!パワーフェードの打ち方のコツは?

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