ジョーダン・スピースの強さの秘密は「グリップの握り方」にあり!スイング動画でチェック!
ジョーダン・スピース(J.スピース)強いですね〜
マスターズ優勝に続いて全米オープンでも安定した実力を発揮しています。
そして、
私は眠いです。とにかく眠いです。
第115回全米オープンゴルフ(2015年)。
コースも面白いし、見応えもあるんですが、深夜2時とか3時からずっと起きているのはきついです。
まあ、自分が観たくて観ているんだから、しょうがないですね・・。
さて、
今年の全米オープンは、
・タイガー・ウッズ
・松山英樹
・ジョーダン・スピース
の3選手に注目してテレビ観戦していたのですが、
タイガー・ウッズは残念ながら予選落ちしてしまいましたし、
今回は、
ジョーダン・スピースの変則スイング
について記事を書いてみることにしました。
「面白いスイングだな〜」
と、以前から気になっていましたし、
髪の毛が薄いという点で強い共感を感じているのが、
松山英樹選手ではなくジョーダン・スピースの記事を書く理由です。
では、ジョーダン・スピースのスイング理論についていってみましょう!
ジョーダン・スピースのドライバーショットから曲げないスイングのヒントを掴む!
左脇の閉まったインパクト↓
ジョーダン・スピースのドライバー インパクトの瞬間
ジョーダン・スピースという選手に関して、
やっぱり、パッと目を引くのはグリーン周りでのぶっちぎりの安定感だと思います。
タイガー・ウッズ以来の全米ジュニアの複数回優勝(15歳と17歳)という記録を持ち、
ジュニア時代から注目のエリートゴルファーなので、上手いのは当然なんですが、
昨年からパットの調子が良く、
元々高い技術を持つアプローチと合わせて、
グリーン周りの技術に関しては
PGAツアーでも他の選手を寄せ付けないレベルの選手になってしまいました。
ただ、今回はそんなグリーン周りではなくドライバーに注目したいと思います。
というのも、
ジョーダン・スピースはドライバーも上手い選手だからです。
飛距離こそローリー・マキロイやダスティン・ジョンソンなどには及ばないものの、
キャリーで真っ直ぐ294ヤード前後安定して飛ばします。
飛距離(294ヤード)、弾道(真っ直ぐ)、安定感(FWキープ率60%前後)
これら3点のバランスの取れた素晴らしいドライバーショットを打つ選手なんですね。
フェースローテーションを行わないタイプのスイング理論を実践している人にとっては、
まさに「お手本」といえるスイングです。
もちろん、体幹の強さという土台があってのスイングですし、
独特のスイングではありますが、
最も今風のスイングでもあり、
特に、
『絶対左に曲げないことを意図したフック矯正スイング』
という点で、
ジョーダン・スピースのスイング理論は、
自分がどんなスイング理論でスイングしているかどうかにかかわらず、
私たちすべてのアマチュアゴルファーが理解しておくべきスイング理論だと言えそうです。
というわけで、
論より証拠。
●グリップの握り方=ウィークグリップ&逆オーバーハンド
●フェースローテーションはゼロ=フェースを返さないイメージのスイング
という2点にフォーカスして、下記のスイング動画をご覧ください。
ジョーダンスピースのスイング動画解析↓
ご覧になった感想はいかがですか?
ベン・ホーガンやフィル・ミケルソンなどのクラシックなスイングと比較すると、
かなりシンプルなスイングをしていますよね。
それでは、ジョーダン・スピースのスイングについて、
その特徴的な部分に絞って説明していきます。
ジョーダン・スピースのスイング理論の特徴は「グリップの握り方」にあり!?
ジョーダン・スピースのスイングは、
・フェースのローテーションが限りなくゼロ(イメージとして)
・グリップの握り方がウィークグリップなこと
・グリップの握り方が逆オーバーハンドグリップなこと
この3点がポイントだと思います。
特に重要なのがグリップの握り方ですね。
ジョーダンスピースのグリップの握り方↓
この写真で分かりますかね?
右手の小指を左手にひっかけるオーバーハンドグリップではなく、
左手の人差し指を右手にひっかける、
『逆オーバーハンドグリップ』
になっています。
これ、実際にやってみれば分かりますが、
左に引っ掛けにくいグリップなんです。
ジョーダンスピースのグリップの握り方についてはもう一点、
『ウィークグリップ』
という特徴があります。
ウィークグリップは、アドレス時の左手を見て、
こぶしの山が2個以下しか見えないグリップで、
スライスの出やすいグリップの握り方(=フックの出ない握り方)です。
逆オーバーハンドグリップと合わせて、
絶対に左にだけは飛ばさない。
という準備がアドレスの段階で完成していると言えますね。
ジョーダン・スピースのウィークグリップはジュニア時代からの癖らしく、
当時からコーチをしているマコーミックが以下のように話しています。
「ジョーダン・スピースのスイングは極端なウィークグリップだった。バックスイングの軌道はループで、プッシュドローのようなボールを打っていた。」
ボールを掴まえるのが難しいウィークグリップでありながら、
ドローを打つことが出来たのは、
・ジョーダン・スピースは元々左利きであること。
・インパクト付近で左脇を閉める動きを取り入れていること。
という2点が理由ですね(特に前者が大きい)。
左利き右打ちで重度フックに悩まされたベン・ホーガンが、
フック矯正のために選択したグリップも、
ウィークグリップでした(その当時はそれがスクエアと言われていましたが)。
ジョーダン・スピースも「真っ直ぐ」のボールは中々打てなかったわけですね。
マコーミックは、
そんな当時のジョーダン・スピースに対して、
7番アイアンで低いボールを打つ。
という地味な基礎練習を反復させることで、
スイングを少しずつ修正したとのことです。
その結果・・
現在のジョーダンスピースは、
●フェースをオープンにしないでバックスイング
●ダウンスイングでは左手甲がやや下を向いておりてくる
●フェースが閉じた状態でボールに向かう
●左脇を閉めてボールを掴まえる
という流れを機械的に繰り返すことで、左にも右にも曲がらないスイングを作り上げています。
ウィークグリップというジョーダン・スピースの元々の特徴と、
マコーミックが課した練習が合わさって、
フェースローテーションがゼロ
という特徴的なスイングが出来上がったんですね。
ジョーダン・スピースのドライバー画像(インパクト直後)↓
ちょっと分かりにくいですが、インパクトで左脇を閉めている分、
インパクト後に若干左肘を抜く(逃がす)ような動きが発生するのが特徴的です。
そして、
ジョーダン・スピースのドライバー画像(フォロースルー)↓
ほとんどローテーンションらしき動きが発生していないのが分かると思います。
ジョーダン・スピースのスイング理論まとめ
マーク金井さんをはじめ、
「クラブとボールの進化でフェースローテーションは不要になった」
という意見は多いですし、
実際最近のPGAで活躍している選手の多くが、
フェースローテーションの少ないスイングになっています。
ゴルフクラブとボールの進化によって最適なスイング理論も変わってきたってことですね。
ちなみに、ジョーダン・スピースが使っているドライバーはこれ↓
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タイトリストの915 D2ドライバーですね。
重心距離が長めでフェースローテーションがしにくいタイプのドライバーです。
このようなタイプのドライバーで最も飛距離が出てかつ曲げない打ち方は、
真横からゴーン
と打つことです。
フェースローテーション云々ではなく、
トンカチで釘を打つ、もしくは除夜の鐘をゴーンと打つようなイメージで、
ボールを打つことになります。
このイメージは重要なので頭に入れておいてくださいね。
で、最後にジョーダン・スピースのスイング理論を実践する時の
注意点についてお伝えしておきます。
「ヘッド」より「手」を先行させるイメージでスイングしない。
という注意点です。
「フェースローテーションをしない!」
と意識しすぎると、ジョーダン・スピースのスイングを形だけ真似してしまい、
ヘッドより手が先行する、単にフェースが開いているだけのスイングになりがちです。
ジョーダン・スピースのスイングは基本的に小手先では真似することができません。
体幹を使ってカラダの動きとクラブの動きをマッチさせて初めて、
真似することができるスイング理論なんです。
そして、カラダとクラブをマッチさせる工夫がグリップの握り方です。
しっくりこない場合は、グリップを修正してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
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