マスターズと全米オープン、全英オープン、全米プロとの違いは?「オーガスタ」は世界一難しい?
今年もマグノリアレーンに春が来ました。
世界のゴルファーたちのすべての憧れ、
アメリカのジョージア州オーガスタでの祭典。
マスターズです。
睡魔
遅刻
ラッスンゴ・・・
私は待ち遠してく眠りが浅くなってきているのか、
まだ開幕していないのにすでに寝不足状態になっています。
というわけで今回は、
「正直・・・マスターズって何?」
そんな方でも、ゴルフ好きの上司とマスターズ談義に花を咲かせ、
「やっぱりマスターズって最高ですよね〜」と毎年観戦している雰囲気を出せる。
「マスターズとは?」
をお伝えします。
リラックスしてこの先を読み進めていただければ、
6分後にはあなたもマスターズのマスターレベルになってしまうでしょう。
ちょっとややこしいですが、
マスターマスターズ(マスターズの達人)
と言われるようになるということです。
その前に・・
過去のマスターズをちょっとだけ復習
「過去のマスターズのおさらいがしたいです」
という人はこちらの動画で↓
マスターズ名場面集(動画)
この動画で使用されている曲は、
TBSで放送されているマスターズ主題歌『オーガスタ』ですね
マスターズ優勝者の平均スコアは?
マスターズ優勝者の過去5年間(2010〜2014年)の平均スコアは、
『-11.4』
です。
約11アンダーですね。
2010年〜2014年のマスターズ優勝者とスコア↓
- 2010年 フィル・ミケルソン -16
- 2011年 シャール・シュワーツェル -14
- 2012年 バッバ・ワトソン -10
- 2013年 アダム・スコット -9
- 2014年 バッバ・ワトソン -8
もう少し過去までさかのぼると、
1997年にタイガー・ウッズが-18というスコアで優勝していたり、
2007年にザック・ジョンソンが+1というスコアで優勝していたりします。
が、最低でも10アンダー前後のスコアが必要なことが多いようですね。
マスターズの開催コース「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」は世界最難関のゴルフコースなのか?
マスターズ開催コースのオーガスタは、
世界で1番難しいコースとよく言われます。
でも、
「マスターズのコース『オーガスタ』は世界最難関コースなのか?」
という質問に対しては、NOというプロもいると思います。
というのは、
・毎年同じコース(オーガスタ)で開催される。
・ピン位置もだいたい似たような所に切られる。
からです。
イメージとしては
体操の規定演技やフィギアスケートのショートプログラム
に近いかもしれません。
決まった演技を決まった場所でやる。
その正確性を競う。
それがマスターズというわけです。
とにかく、打つべき場所と打ってはいけない場所が、
はっきりとしています。
例えば、
12番ホールのグリーンはセンターで縦幅10ヤードしかありませんし、
13番ホールのグリーンは左に外したらアウトです。
「数ヤードの誤差も許されない場所もあります」
とは藤田寛之プロの言葉ですが、
まさにその“数ヤードの範囲”で、
98選手(2015年)が競い合うわけですね。
1ヤード=91.44センチメートル
なので、仮にショットの落とし所が3ヤードとしたら、
約2.7メートルの『点』を100メートル離れた地点から
狙うことのできるショット精度が求められる。
というのがマスターズ(=オーガスタというコース)のレベルになります。
マスターズと他の3つのメジャー大会は何が違うの?
賢明なあなたはお気づきでしょうが、
ショット精度については、
マスターズに限らず他のメジャー大会でも必ず求められます。
となると・・・
「じゃあ、マスターズと他の3大メジャー大会ってどこが違うの?」
という疑問も湧いてきますよね。
そこで、4大メジャー大会の特徴を簡単にまとめてみました。
4大メジャー大会の特徴
- 4月 マスターズ・・・「勇気」
- 6月 全米オープン・・・「技術」
- 7月 全英オープン・・・「総合力」
- 8月 全米プロゴルフ選手権・・・「体力」
いかがでしょうか?
狭いフェアウェイに長く伸ばされたラフなど、
厳しいコースセッティングの全米オープンでは「技術」を、
全英オープンでは自然との戦いという運を含めた「総合力」を、
真夏に開催される全米プロゴルフ選手権では「体力」を、
それぞれのメジャー大会で求められる能力について、
キーワード形式でまとめたものになります。
マスターズでは、
『勇気』
が求められます。
林の中からでも果敢にグリーンを狙う。
ボギーやダブルボギーの危険性を理解しながら積極的にイーグルを狙う。
そんな勇気です。
シニアプロの湯原信光さんは、
「ミラクルショットに正当な報酬が支払われるのがオーガスタ」
と言っていましたが、
オーガスタには、
林の中に入っても木々の隙間を見つけて、
ボールを曲げて攻めれば一発逆転でグリーンに乗せられる。
そんなルートが“意図的に”残されています。
コース自体がミラクルショットが生まれやすいように
造られているんですね。
実際に、
・マスターズ2005年16Hでのタイガー・ウッズの伝説のチップイン。
・マスターズ2012年15Hでのフィル・ミケルソンのマン振りロブショット。
・マスターズ2014年13Hでのバッバ・ワトソンの非常識なパワーフェード。
などなど。
多くのミラクルショットがオーガスタという舞台で生まれています。
>>2014年マスターズ優勝者バッバ・ワトソンの13Hスーパーショットの動画はこちらをご覧ください。
というわけで、
今回はマスターズ直前の記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m
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