フックグリップのデメリット
前回、
ゴルフ初心者にはフックグリップがオススメという記事を書きました。
今回は、
フックグリップのデメリット(スクエアグリップのメリット)
「フックグリップ(ストロンググリップ)は一時しのぎでしかない」
と語る森守洋プロは著書「ゴルフ プロのダウンブロー最新理論 青春出版社」の中で以下のようにフックグリップのデメリットを説明しています▼
フックグリップは、ほんのわずかなアームローテーションでもフェースが閉じる
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フェースが閉じるためボールのつかまりが良い
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ボールのつかまりが良いため、時としてヒッカケやチーピンが出る
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ヒッカケやチーピンを出したくないことを体が察知して、フェースが閉じていてもヒッカケないよう体が自然と開く
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体が開くことが振り遅れにつながるので、根本的なスイング矯正にならない
そして、スクエアグリップでなければ、
腕をしっかり振ってフェースを開閉させるスイングは身につかないと言っているんですね。
森守洋プロが語るスクエアグリップの握り方参考動画↓
陳清波プロも
「スクエアグリップは叩くほど見事のドローボールを出せる」
とスクエアグリップを推奨していますね。
また、
「腕を使わないスイング」で有名なゴルフコーチの中井学さんも
「スクエアグリップはアームローテーションが自然に発生するグリップ」
として基本的にはスクエアグリップを推奨しています。
『スイングイメージは直線 中井学 ベースボールマガジン社』より抜粋▼
スクエアグリップでクラブを握るとハンドアップ気味になる
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左ヒジがアドレスで下を向く
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バックスイングで右、ダウンスイングからフォローでは左へと、スムーズにローテーションできる。
↓
ヘッドターンがスムーズに促され、よく捕まったドローボールが打ちやすくなる
フックグリップでは逆に、ハンドダウン気味になるため、左ヒジが外側を向いてロックされることで、
左ヒジのローテーションが少なくなります。
だから、藤田寛之プロはフックグリップで安定したフェードボールが打てるんですね。
フックグリップとスクエアグリップ。
たかがグリップと思うかもしれませんが、
多くの一流ゴルフコーチが口を揃えて”グリップでスイングが決まる”と言っています。
ゴルフスイング=グリップ
ぐらいの気持ちで「グリップ作り」に取り組んでいきたいですね。
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